なんとなく調子が悪い。でも、どこに行っても「異常なし」と言われる。
そんな経験はありませんか。
病院では血液検査も画像も問題ない。
でも、からだは確かにつらい。
その正体が「自律神経の乱れ」であることは、少なくありません。
自律神経とは
自律神経は、交感神経と副交感神経の2つで成り立っています。
交感神経は、日中に活発にはたらく神経。
仕事をする、動く、集中する——いわば「アクセル」の役割です。
副交感神経は、休息時にはたらく神経。
眠る、消化する、回復する——こちらは「ブレーキ」です。
この2つは、24時間つねに切り替わりながら、からだのバランスを保っています。
「自律神経を整える」の本当の意味
よく「自律神経を整えましょう」と言われます。
正直に申し上げます。
交感神経と副交感神経のスイッチを、外から直接切り替えることは、私にはできません。
人間のからだは、常に自分でバランスをとろうとしています。
それを施術者の手で意図的にコントロールするというのは、非常に難しいことだと考えています。
「自律神経を整えられます」と謳う方もいらっしゃいますが、
私はそこまでのことが簡単にできるとは思っていません。
では、私に何ができるのか。
からだの中で荒れている"波"を、静かに落ち着かせること。
からだが勝手に治ろうとする方向へ、そっと導いてあげること。
これが、私の施術で行っていることです。
交感神経が優位だから悪い、副交感神経が優位だから良い、
という単純な話ではありません。
大切なのは、どちらかに偏りすぎた状態を、からだ自身が戻せる状態にしてあげることです。
自律神経はどこにあるのか
あまり知られていませんが、自律神経は背骨と深い関係があります。
交感神経は、背骨(脊柱)の中を通る神経から枝分かれして全身に広がっています。
副交感神経は、脳幹や仙骨(骨盤の中心)から出て、内臓へとつながっています。
つまり、背骨や骨盤、頭蓋のバランスが崩れることで、自律神経の通り道そのものに影響が出るということです。
さらに、副交感神経は内臓を直接コントロールしている神経でもあります。
内臓の疲労や緊張が、自律神経の乱れとして表に出てくることも珍しくありません。
当院では、こうしたからだ全体のつながりをひとつずつ確認しながら、
組織の状態を手で感じとり、バランスを整えていきます。
自律神経が乱れると、こんな症状が出ます
自律神経は、人間が生きていくうえでのあらゆる機能に関わっています。
だからこそ、乱れたときの症状は多岐にわたります。
睡眠の問題
寝つけない。夜中に何度も目が覚める。眠りが浅く、朝起きてもだるい。
消化器の問題
食欲がない。食べ物の味がしない。胃がムカムカする。下痢や便秘を繰り返す。
頭と感覚の問題
慢性的な頭痛。めまい。耳鳴り。目の奥が重い。
筋肉と痛みの問題
何年も続く肩こり。マッサージを受けてもすぐ戻る腰痛。
からだ全体が重く、つねに疲れている。
気分の問題
理由のないイライラ。急に不安になる。やる気が出ない。涙もろくなる。
こんな方が来られています
- 病院で「異常なし」と言われたが、明らかにつらい方
- 睡眠薬や安定剤を飲んでいるが、芯から変えていきたい方
- 天気が崩れる前に必ず体調が悪くなる方
- 慢性的な肩こり・腰痛があり、自律神経との関係を疑っている方
- 更年期に入り、今までなかった不調が次々と出てきた方
当院でのアプローチ
施術は、すべて手で行います。
機械や器具は使いません。
からだに触れ、組織の緊張や動きの左右差を感じとりながら、
背骨・骨盤・内臓・頭蓋——からだ全体のバランスを、ひとつずつ整えていきます。
基本は静かで穏やかな施術ですが、必要に応じて矯正を行うこともあります。
受けている方が「え、これだけですか?」と驚かれるほどの刺激量です。
しかし、終わったあとのからだの変化は、ご自身がいちばんよくわかるはずです。
からだが"治りたがっている方向"を邪魔しているものを取り除く。
それが、当院の施術の考え方です。
最後に
自律神経の乱れは、目に見えません。
検査にも出ません。
だから周囲にわかってもらえず、ひとりで抱えている方がとても多いです。
でも、あなたのからだは知っています。
どこがつらくて、何を必要としているのか。
その声を、手で聴かせてください。